「トランパーの雄」出版まであと127日(御用船の命下る)

**毎日雨続き、家にこもりきりで筆(書き込み)が進むが、茨城で鬼怒川が決壊した大変だ!**
さて、亀三郎は荷物の商談で石炭産地の九州方面を旅していた。また借金のあてを探し歩き回った夜、門司で宿を取った。亀さん中々商談がうまくいかず宿でヤケ酒を飲んでいたら、階下から(山下さん電報ですよ!)という仲居の声。
何と東京からの電報で(キサカタマルゴヨウセンメイクダル)とある、何度も何度も震える手で電報を読み返した。亀さん鳥肌が立った「やったー、これで助かったあ〜」と、飛び上がった。国の仕事であれば運賃もいいに決まっていると早くも皮算用。うちの船までいるのであれば戦争は近い、さらに石炭を買おう!!
しかし、喜佐方丸は石炭満載で上海をめざし長崎から出港しようとしていた。上海に行ったらこの話はオジャンになる。さあ、どうするどうする!!
だが、これからが亀さんの真骨頂だ!彼の鋭い頭が大回転し、ある英断となる…ちょうど時間となりました、この続きは本編「トランパーの雄」で〜
一句
門司港熱き心に小雪舞う