不況の大波を乗り切ろう

昔の話、代官山で寮生活をしていた頃、親会社の社員も同居していた”正月気分”を吹き飛ばす大事故が起こった、担当者は会社へ飛んで行った!
1969年1月5日野島崎沖で鉱石運搬船『ぼりばあ丸』が三角波が原因と思われる沈没事故が起きた、この海域を今でも「魔の海域」と称して恐れられている

内航海運界にも100年に一度という大波が襲い、奈落の底に突き落とされている・・・
特に、「モーダルシフト船」と言われているロールオンロールオフ船、コンテナ船、内航フェリーは昨年の燃料油高騰、Lehman shock、高速道路料金の値引きによる「船離れ」と相次いで大波が押し寄せている、正に三角波のようなもので”魔の海域”のゾーンに入っている

今まで船を利用していた人も、安い陸路に逆モーダルシフトと客離れ
国の「生活対策」において第二次補正予算が成立し施行されると更に大きな影響を及ぼすことになる

国は「京都議定書」で温室効果ガス排出量削減に取り組んでいる、環境対策としてモーダルシフトを推進し、またスパーエコシップ等の環境性能の高い船の建造に支援を行っている
内航海運は暫定措置事業で老朽船のリプレースを実行中、船員の高齢化で若年層の雇用対策にも国と協調して取り組んでいる
しかし海運事業者の経営が安定して会社が存続する事が絶対条件である

早く「魔の海域」から脱出する手立てを考えなくてはならない
当組合会長は10日国会議員の集まり「海事振興連盟」で聲高に窮状を訴えます