伊予吉田の文化遺産 (吉田風物畫帖/小林朝治著) 第5回 犬日山

司馬遼太郎著「街道をゆく」〜吉田でのこと〜には、3万石分知で町の造成工事埋め立てのため
まわりの山々を削り取り、低地に綱を張り、土を入れたモッコを降下させた
このため吉田のまわりの山々はシャーベットにナイフを入れたように削ぎ立っている、と書いている
この犬日山は、「犬尾城山」といわれ戦国時代は豊後より攻め来る大友軍にそなえ砦のような城が
築かれたという
明治39年山下亀三郎が「喜佐方丸」で吉田港に凱旋した時、背後に映る山が犬日山である