伊達入部400年祭 亀三郎伝

宇和島伊達400年祭で「中学生が語る偉人伝」の発表会があった。各界で活躍した宇和島市出身者の功績を生徒がプレゼンするものである。
わが吉田中学は「山下亀三郎」の発表で見事「宇和島市長賞」を受賞した。
ブロガーは当日(9月23日)見れなかったが、翌日関係者から話を聞いた。
亀三郎ストーリーの伝承者Aさんは熱心に中学生を指導した。
中学生は、随分と練習に励み、寸劇を熱演し観客の涙を誘ったという。
亀さんは若い時分、母親・敬に心労を掛けた。敬は放蕩息子に、これでは身上つぶされる亀三郎はコレラで死んでしまえ!と氏神様に願をかけた。
しかし有為転変、亀さんは自分の船「喜佐方丸」で故郷の吉田港に凱旋、母敬の「亀三郎や今晩この船に泊めてくれないか」という言葉を聞き男泣きした。
わずか20分の発表であったが他の5校より優れていたと最優秀賞を獲得した。
宇和島の知人Kさんは中学生の寸劇に涙が出たと熱っぽく語った。
この晩は、大いに酒を飲み亀さんの話で盛り上がった。
執筆本「トランパー」〜伊予吉田の海運偉人伝〜の発行(平成28年1月15日)を前に弾みがついた、わが後輩たちに感謝だあ…
一句
宇和島の鱶の湯ざらし酒すすむ

(宇和島駅前通りのワシントン椰子)

山下亀三郎銅像・吉田町/横堀)