お盆/高速道路激しい渋滞

高速道路の料金割引&無料化に反対
☆ある大学教授の分析から
大型連休中に東京−名古屋間最大で5億円近い社会的損失が生じた
(プラス効果)
割引の東名高速を昨年同期比6%増の111万7200台が利用したことで利用者は25億4200万円得をした
(マイナス影響)
渋滞による時間ロス、10キロ以上の渋滞が昨年同期の39回を上回る82回発生。車1台の移動にかかる1分当たりのコストを約40円とした国土交通省の「費用便益分析マニュアル」などに基づき、昨年同期比で19億4700万円の損失と分析した。ガソリン代の支出増や同区間の新幹線の利用者減などで、マイナス分は30億1300万円となった
(環境への影響)
さらに、渋滞時の速度が時速40キロになったと仮定すると、ガソリン消費量は2353キロリットル増えた。それに伴いCO2排出量は昨年同期より、1000世帯の年間排出量に相当する5500トンが上乗せされたことになる
・・・という試算がネットに出ていた
☆鉄道会社社長の意見
高速道路無料化に対し、「利用者が負担する前提でできているものを、利用しない人も含めて負担する格好に変えるのは問題だ」と批判
「民間会社になった道路会社が、本来の収入でなく(政府の補てんという)バーター的な収入を得るのは、(企業経営にとって)長期的には問題があるのではないか」
☆某内航海運社長の弁
地方に分散している工場が高速道路利用による物流費削減で本州工場に集約されると地方の産業が衰退する
高速道路無料化されると通常一般道路を走っている超大型車が高速道路にシフトする事で、大渋滞、大事故、排気ガス、道路のダメージなど大変なことになる

ブログ主の意見
環境問題は地球規模で対応しなければならない
陸から海へのモーダルシフトは国家戦略の筈
内航海運が1トンの貨物を1キロメートル運ぶのに必要とするエネルギー消費量はトラックの約4分の1とエネルギー効率がよい
5000億円の税金を高速道路値引き補填に使うのであれば、「モーダルシフト」に使って欲しい(港湾等インフラ、エコシップ建造)経済、雇用、環境、安全等への効果が大いに期待できると思うが・・・