伊予吉田の文化遺産 (吉田風物畫帖/小林朝治著) 第54回  櫻橋

桜町から桜橋方面を描いている、本町の向こうに遠見山が見える
橋の向こうに火の見櫓があるが、いつの頃に無くなったんだろうブロガーは見た事はない
橋の下、横堀川はアウトドアの遊びに明け暮れた
河原遊びは面白かった、潮が引いた川では石ころを除けて小魚捕り、相撲、草野球
潮が満ちたら橋の上から魚釣り、魚の群れにガンガリを投げてサヨリ、ボラを引っかける、蟹を突く
「安藤様」の夏祭りは河原の盆踊り、花火見物など橋の上は一杯の人だかりだった
街の中心が桜橋で何とも情緒のあるところ、夏の風情を皆が楽しんだ
2年前の「トランパー」出版祝賀会では同級生が「桜橋」を踊ってくれた

♪花冷え小路のああ桜橋一片二片はらはら三片明日に萌え立つ春の雨

「吉田三傑」はこの橋を何回も往来したのであろう…
昭和35年此の橋のたもとに海運王・山下亀三郎翁の銅像が建った