大同海運の資本金は50万円、そのほとんどを創業して1年で食いつぶした。昭和恐慌のあおりで貨物は閑散、海運マーケットはどん底だった。 浜田は無償提供の内田ビル3階に通勤した。上司・八幡屋春太郎39歳の下に30前後の若者がそろった。暇な営業マンやブロ…
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