モンゴル乗り鉄紀行 1

SNのNJさんはGW中にモンゴルに乗り鉄
デジカメと面白いエピソードを寄稿された
数回に亘り掲載します、お楽しみに・・・


ゴビ砂漠を往く列車)
列車に乗車したのは5/2〜5/3の一泊二日(07:45発、翌13:20着)です。
この列車は中国とモンゴルの共同運行で私はモンゴル側担当車両でした。
社会主義時代から運行されている旧式車両で壁板、窓枠、扉、ベッドなど木製の車両でした。中国やロシア、そしてモンゴルでは、車掌は女性の仕事みたいです。
(ほとんどが、気の強い朝青龍タイプのおばちゃん)内航船と同様、一旦乗車勤務に就くと長期間の車内勤務みたいなので、生活の場も兼ねています。実際、食事は自炊みたいなので、サモワール用の石炭炉の上で、シチューを作ったりご飯を炊いたりします。食事時間帯になると、車両中に匂いが充満します。交代で勤務しているので、休憩中は車掌さんもTシャツなどで車内をウロウロしたり、食堂車でおしゃべりをしていました
今回は、ロシアと違って、車窓の写真を撮るのに規制が無かったので、窓を全開にして撮りまくりました。カメラマニアは多くて、僕の他にも結構いました。仲良く、通路に陣取っていました。ただ、ゴビ砂漠に入ると砂嵐が激しかったので、窓を開けると怒られました。。。この窓は、ゴツい木製なので、開けるのに一苦労、閉めるのに二苦労する代物でした。出稼ぎのモンゴル人をはじめ、中国人ビジネスマン、白人の旅行グループ、日本人も数名いました。200人ぐらいの乗客だったと思います。
尚、国際列車では、食堂車は、その国々の食堂車を連結しますので、中国国内は中華料理で元での支払い、モンゴルではモンゴル料理でTRGでの支払いとなります。
(夕食にチンジャオロース定食と中国のビール(44元)、朝食にコンチネンタルスタイルのモーニングとフルーツジュース(55元)を食べました。どちらも暴利な値段です。また、TRGは、モンゴル国内でしか両替できませんので、ドルや元では超TRG高でボッタくられます。)
国境通過は夜8時〜1時半の間で(この間に、入出国手続きとイミグレーション、台車交換作業を行います。)、
この間は車外で待機です。(駅構内には、免税店を兼ねたスーパーがあり、翌日の食料を購入している人がたくさんいました。)
寒くなかったので良かったですが、冬などは-30度ぐらいになるので、大変だろうと思います。ただ、大自然の中、空気は澄んでいましたので、夕日と朝日は、日本では見る事が出来ないぐらいに綺麗でした。
一番印象に残っているシーンです。