7月豪雨被害の爪痕 (支援活動)

10月末、姉の葬儀で帰省、吉田支所の河野さんに休日にも拘らず被害の現場を案内してもらった。御殿前から見える吉田球場上の山が頂上辺りから大きく崩れている。異常な光景だった。同級生井上論天氏が住んでいる御殿内は胸の高さまで水が来たそうだ。一階が浸水して宇和島に仮住まいしている。山下亀三郎翁の生地喜佐方の土砂崩れ、白浦、玉津も想像を超えた山崩れだった。法花津湾を囲む山々は至る所で引っ掻いたような山肌、風景が変わった。
白浦は昔、恩人の浜田喜佐雄翁にミカン山を案内してもらった事がある。小高い山には浜田家代々の御墓があり、其処から見る宇和海が美しかった。帰路は山を下ればすぐ下が浜田家だった。小名トンネルの左右の山がテッペンから崩れている。
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10月14日に母校・吉田高校の関東支部同窓会があった。母校の生徒が制服、教科書を流された。少しでも支援しようと同窓生がカンパをした。
ブロガーも地元白井市のイベントで自著「トランパー」を販売、代金の一部500円を寄付する。これまで50冊が売れた。地元桜台のシルバー倶楽部からもカンパがあった。
白井市ふるさと祭で「月刊千葉ニュータウン」の取材がありが最近新聞が発行された。(自費出版著書から復興支援)の記事に早速注文があった。
吉田秋祭りは被災にめげず開催された。河野さんは祭りのポスター作りなどで休日返上の活躍。吉田支所に「復興」の垂れ幕が掛かっていたが『トランパー』の題字を書いた中澤京苑さんの筆によるもの。今回の被災地吉田町を応援する為、京苑さんにいろいろお願いした。
先ず、吉田高校の同窓会に坂村眞民先生の詩(これからだ)を書いてもらった。また眞民先生が校歌を作詞したことを伝えると、意気に感じ校歌も書いてもらった。眞民先生の詩は多くの書道家が題材としており、各書展で出品されている。
お祭りのポスター「がんばるけん」「復興」などの筆字も京苑さんの揮毫、なかなかの評判だそうである。
「吉田おねり」は今年2月に愛媛県の無形民俗文化財に指定された。今後は国の重要無形民俗文化財指定を目指して河野さん等は頑張っている。
玉津から白浦を望む
(豪雨前・5月の白浦)
白浦の山崩れ
御殿内の山崩れ
復興の垂れ幕
街中の祭ポスター